宇土市の株式会社 宮崎建設様にお伺いしました。
全棟、県産木を使用し、木の特徴に合わせた手刻みの、地域・自然と調和した家づくりを得意とされています。
昨今のSDGsが一般的に認知される前から低炭素住宅、省エネ住宅には取り組んでいましたが、「最初は正直よくわからないまま取り組み始めました」と宮崎社長。また、取組を始めることで、コストがかかったり、手間がかかったりする事もしばしば。しかし、取組を初めて、お客様の反応が好意的に変わってきたことを実感。これはこれから求められていくお客様のニーズであり、企業姿勢だと感じ、熊本県SDGs登録もすぐに登録されたとのことでした。
SDGsを意識した住宅づくりには、補助金等の支援もあり、お客様にとっても家計に優しい提案ができ、評判も上々のようです。
また宮崎建設様では、建築後のお客様への定期アンケートを実施。実際に住んでいるお客様のご意見を収集し、今後のお客様への提案に活かす仕組みを作っていらっしゃいます。
今後は「更なる地球環境へ配慮した高い基準である、世界基準にチャレンジしていきたい」と夢を語られる宮崎社長でした。また、「手刻みの技術を継承していく後継者作りも急務ですね」と高い技術を後世に残す事もSDGsの大切な命題だと捉え、取り組まれています。
SDGsビジネスコンサルタント:鶴田 智也